AWSの事例から参考にできることは、以下となります。
想定読者のレベルを調節する
![](https://jireifactory.com/wp-content/uploads/2021/05/aws_level.jpg)
すべての事例の内容を「誰が読んでも理解できる」というレベルに設定すると、「ある程度スキルのある人」からすると「平易で薄っぺらい内容」と思われてしまいかねません。
よって、AWSの事例のように「想定読者のレベルを上げる」ことは一つの対策となります。これは、「読んで分からない人がいても、そうした人向けのコンテンツではないので、問題ない」という割り切りが必要となります。
過去のコンテンツを流用する
![](https://jireifactory.com/wp-content/uploads/2021/05/aws_content.jpg)
自社で作成したスライド、動画、講演資料など、「イベントやキャンペーンで一度使ったきりだが、内容的には面白い」ものを、事例とともに掲載し、読者の理解を高めます。
この方法には、「事例と同様に、登録なしで読めるようにする」方法と、「事例内で告知し、フォーム入力者のみに提供する」方法の2つがあります。
どちらが正解、というよりは、「提供するコンテンツのレベル感に合わせて、方法を使い分ける」のが効果的でしょう。
動画を利用する
![](https://jireifactory.com/wp-content/uploads/2021/05/aws_douga.jpg)
B2Bマーケティングにおける動画利用(事例インタビュー動画など)は、いまだ意見が別れています。
例えば、YouTubeなどで「B2B企業の公式チャンネル」などを見ると、大半の動画の閲覧数が非常に少ない(数百件、数千件程度)であることが分かるかと思います。
事例の動画化は、通常のテキストの事例と比べて情報量が少なくなりますが、作成コストは安価ではありません。よって、「コストかけて作っても、あまり見られないので、効果が薄いのではないか」と考えられがちです。しかし、スマートフォンの普及により「移動中などに事例を『聞く』」というニーズもあると言われています。
いきなり全ての事例で動画コンテンツを作る必要は、おそらくありません。特に重要な事例、特に多くのアクセスが見込める事例に関してのみ、通常の事例と、事例動画の両方を作って、反応を見てみるのが良いでしょう。これであれば、うまくいかなかった場合でもコストは最小限で済みます。